留学生とか外国人社員って、英語圏出身じゃなくても、みんなすごく上手に英語を話せます。東欧出身でもアジア出身でも、日本人とは比べものにならないくらい上手です。
なんであんなに英語がしゃべれるのか不思議に思ったことはありませんか。私もそうでした。
大学生の時に、多くの留学生と仲良くなる機会があり、彼(彼女)たちにどうやって勉強したのか聞きまくりました。
なんなら海外旅行中に、英語が上手なレストランの店員にも聞いたこともあります(笑)
全員、共通の勉強法でした。それを今回は紹介したいと思います。
留学生は英語ドラマで会話を学んでいる
結論から言うと、英語ドラマです。
拍子抜けしましたか?でも、彼らは日常的に観ているんです。たぶん毎日観ています。
あなたが日本語のドラマや映画を観るのと同じくらい、留学生は英語ドラマや映画を観ています。
そもそも日本ほど翻訳が充実している国は少ないです。海外ドラマ、洋画をほぼ全て日本語で観れます。(日本の人口は、世界12位でかなり多いです)
逆に、留学生の出身国(例えば、東欧など)では、人口が少なく、経済規模が小さかったりするので、海外ドラマを字幕で観たりする必要があります。その時点で英語に触れやすくなります。
私の英会話力の全ては英語ドラマのおかげ
留学生の英会話勉強法のほぼ全てが英語ドラマだと知った私は、毎日観るようにしました。
衝撃を受けました。
今まで習ってきた英語では聞いたことがないような表現の連続でした。というより、聞き取れませんでした(笑)
ショックを受けたのですが、当時の私は海外に行ってナチュラルスピードに付いていけない経験をしていたので、ドラマの速度を聞き取れるようにならないと英語ができるようにならないと思ったので、頑張って聞きました。
どういう風に勉強したかは後で説明しますが、私の発音・会話力の80%は海外ドラマのおかげだと言えます。
おかげで、英検1級の二次試験で、面接官に反論してみたりと会話力に相当自信が持てるようになりました。
英会話力のためにはドラマを観よう!
ドラマは面白い
これは説明がいらないでしょう。
英会話の参考書を読んでもつらいです。覚えるべき表現が列挙されていて、音声をシャドーイングしたりします。
でも、会話のシチュエーションなどが退屈すぎて、とても続けられません。
海外の駅での会話とかレストランでの注文の仕方とか。(こんなのは気合いでなんとかなります!)
ドラマはヒットしないと意味がないので、テレビ局や製作会社もリソースをつぎ込んで全力で作成しています。だから、面白いです。
面白くて、英語の勉強にもなる。やらない理由などありません。
生きた英語に触れられる
どうしても、学習英語は模範的な表現、礼儀正しい表現などが中心です。
でも、我々がスラングを「めっちゃ」使うように、ネイティブもスラングを使いまくります。
ずっとドラマを観ていると、よく聞く表現は自然に覚えていきます。
以前、ヨーロッパの非英語圏に旅行した時、レストランで私がうっかりグラスを落として割ってしまいました。
その時、スタッフの女性は”We don’t give a damn.”と言いました。”give a damn”は「気にする」という意味の表現で、普通否定文で使います。ドラマでよく見る表現です。店員が客に使う言葉としてはやや不適切ですが、「この人も英語ドラマを観ているんだろうな」と思いました。
この表現を普通に英語学校などで習う可能性は限りなく0だと思います。でも、よく使います。
こういう英語に触れられることが、海外ドラマを見ることの長所の一つです。
海外ドラマや映画をどうやって観る
海外ドラマを見る上で必須なのは、
字幕(Subtitles)があること
です。
ナチュラルスピードの英語はとても速く、普通には聞き取れません。字幕を見ないと意味が分からないと思いますし、字幕の英語自体が難しいこともあります。
もちろん、字幕ばかり見ていると肝心の本編を観ないということにもなりかねませんので、程度問題ではありますが、絶対必要です。
では、どこで観れば良いのでしょうか?
Hulu
Hulu(フールー)は、海外ドラマ、映画のコンテンツ数が非常に多く、かつ有名なものも観れるので、お勧めです。
ちなみに、アメリカのニュース番組のCNNもリアルタイムで観れます。
もちろん、字幕もあります。絶対に日本語の吹き替えを観ないようにしてください。
月額料金(税込) | 1,026円 |
画質 | HD(フルHD) |
対応機器 | スマートフォン タブレット 等 | PC
ダウンロード | 可能 |
有名作品 | Suits「スーツ」 Harry Potter「ハリー・ポッター」 |
Suits「スーツ」は、日本語版も制作されたので知っている人も多いかと思います。
弁護士事務所を舞台にしたドラマで、法律用語がつらいのですが、きっちりとしたビジネス英語を学べますし、登場人物のプライベートの場面では日常会話を学べます。
ビジネス英語を学びたい人にお勧めのドラマです。
ちなみに、「スーツ」というタイトルは、登場人物がスーツで仕事をしているからではなく(笑)、suitが「民事訴訟」を意味するからです。動詞形はsue「〜を訴える」です。
たぶん、90%の人が、タイトルの由来は、スーツを着ているからだと思っているはずです(笑)
映画のDVD
大好きな映画がある場合、それのDVDを買うのがお勧めです。もちろん、Huluで観れるものをわざわざ買う必要はありません。
買うとしたら、オンラインで観れないけど、人気映画の英語版です。
これの代表例はジブリ映画です。
ジブリ映画は日本ではオンラインで視聴することができません。日本テレビにとってのドル箱なので、地上波放送だけにしているという噂です。
自分の好きな作品でいいと思いますが、私は「魔女の宅急便」は日常会話が豊富で、シチュエーション的にも使いやすいと思います。「もののけ姫」とか「千と千尋の神隠し」はちょっと応用しにくいかなと思います。
また、最近で言うと、「君の名は」です。大ヒットしたので、多くの人が観たのではないでしょうか?
英語版のDVDも販売されています。
まとめ
英会話力を伸ばしたいなら、海外ドラマ、映画を観よう!
楽しいから、どんどん観れます。
字幕を入念に分析しながら観るよりも、とにかく楽しみながらいっぱい観てください。
このブログで一貫して主張しているように、インプット量が英語力になりますので、まずはたくさん観て慣れていってください。