誰だって英語力を伸ばしたいです。でも、英語力っていうと漠然としていて、何から始めれば良いか分からなくなります。
もちろん、話すことも読むことも書くことも、全部できるようになったら最高です。
では、英語力をどのように見れば良いのでしょうか?
4技能で考えよう
定番にはなってしまいますが、以下の4技能で考えるのが一番です。
① Reading
② Listening
③ Speaking
④ Writing
独学がしやすい順に並べています。
Readingは、自分のペースで読めばいいので、ちゃんとした学校で習ったり、ちゃんとした参考書を読めば、伸ばしやすい技能です。
Listeningも、最近は音声へのアクセスは簡単なので、CDを使っても良いですし、オンラインでやることもできます。
Speakingは、相手がなくても練習することはできますが、基本的には自分の口を動かして、瞬間的なリアクションが求められるところもあるので、独学には限界があります。学校に行ったり、オンライン英会話をしたりすることが必要です。
Writingは、純粋に難しいです。aとtheの使い分けから始まり、単語の意味の違い、正しい文が何か自分では判定するのは相当難しいです。自己流で書いていて、ネイティブに見せて、「こうは言わない」と言われてしまえば終わりです。最も難易度が高い技能だと言えます。
実は英検1級、TOEIC990点の私でも、aとtheの使い分けを100%確信を持ってすることはできません。
とにかく英語を話したい人
徹底して③のトレーニングをすればいいと言いたくなりますが、どのレベルを目指すかにもよります。
海外旅行で最低限のことをこなすのであれば、英語力はほぼ不要で、気合いとかコミュ力の方が重要です(笑)
逆に、知的な議論がしたい場合は、Reading力がないと絶対にそのレベルには達成しません。
話が知的になればなるほど、内容がReadingに近づいていき、自分の発言も高度で論理的であることが求められますので、ボキャブラリーや構文などにも精通している必要が出てきます。
ですので、スピーキングと言っても、様々なレベルがありますので、自分が目指すレベルをはっきりさせてから、どういう勉強をすれば良いのか考えることをお勧めします。
TOEICが目標の人
この場合、試験はリスニングセクションとリーディングセクションの2つなので、基本的には①と②に集中すればいいです。
問題集も非常に多くあり、対策講座も多数あるので、やりやすいと言えばやりやすいです。
ただ、長期的に英語力を伸ばしていかないと、試験対策だけではスコアの伸びは必ず頭打ちになります。
英検が目標の人
英検の場合は、TOEICより幅広い対策が必要になります。
基本的には、①〜④まで全ての対策が必要になりますが、英検特有の対策も不可欠です。
やはり多くの人を悩ませるのは、ボキャブラリーです。配点がかなり大きく、暗記に時間がかかります。
また、2024年から3級以上で英語要約問題が導入されました。国語力も関係してきますので、さらに受験生を悩ませています。
逆に、リーディングは難関大の入学試験と比べると、そこまで嫌らしい問題は出題されず、英文の趣旨が分かっていれば正しい選択肢が選べる素直な問題ばかりです。ですので、大学入試を頑張った人はこの部分は高得点が狙えます。
まとめ(何を目指すかはっきりさせよう)
単に英語の勉強をしようと思うだけでは、絶対に道に迷ってしまいます。
まずは自分が目指す目標をはっきりさせ、4技能で言えばどれを重点的に勉強すべきか考えてみてください。
そうすれば、自然と次に何をすれば良いか見えてきます。